ヘッドライトへのプロジェクターインストールについて
加工でヘッドライトの中に組み込むプロジェクター類には大まかに以下の種類があります。
- 普通のプロジェクター
中古市場でも多く出回っており、一般的には純正のヘッドライトのロービーム用として作られた物です。レンズ径が60〜70mm程度の物が多く、純正で使われておりますので光量も問題ありません。バーナーはD2Cタイプが多いですが、最近のものはD4系に変わって来ています。元々はロービーム用の配光ですが、内部遮光板の加工によってハイビームとして使う事も出来ます。
- バイキセノンプロジェクター
外見は普通のプロジェクターですが、内部の遮光板がソレノイドで可動する構造になっていますのでHI、LOW切り替えが可能です。元々1灯式のヘッドライトにインストールする場合はこのプロジェクターでの加工がお勧めです。ロービーム常時4灯も可能です。代表的な物はV36スカイライン用です。性能も良く化粧板の見栄えも良いのでお勧めしております。
※常時4灯点灯はライト内部が高温になるのでLEDやアクリルに悪影響が出る可能性があります。これらの加工を伴う場合は常時4灯点灯はお勧め出来ません。
- バルカン
シーマF50の純正ヘッドライトに使用されている大型のプロジェクターです。直径が約135mmありますので加工にはそれ相応のスペースが必要になります。配光はロービーム専用で普通のプロジェクターよりもかなり明るい照射をします。良く似た商品に模造の物がありますので注意が必要です。
- LEDプロジェクター
レクサスのLS600hのヘッドライトに入っている3連プロジェクターやRX450h、HS、SAI、プリウスのヘッドライトに入っている2連プロジェクター等、最近ではアクアのヘッドライトの様に1灯式も該当します。これらは光源にHIDではなくLEDを使って照射しています。その為放熱の為に大型のヒートシンクを備えておりスペースを占有しますので加工の際はそれ相応のスペースがライト側に必要になります。組み込み工賃は車種により異なりますが、工程が多くなりますので他のプロジェクター組み込みに比べて高額になります。 点灯には専用のコントローラー(トヨタ、レクサス純正品)が必要になり、部品代金も高額になります。
- 汎用プロジェクター
社外製品でいろいろな物があります。バイキセノン式もあり、最近では性能の良い物も増えています。純正プロジェクターと比べると光量や照射範囲が劣る場合が多いので、ヘッドライトのメインの照射には不向きですが、イカリングやHIDキットも付属していますので安価に加工したい場合は良い商品です。(保証は無しになります)
- ミニバルカン
F50シーマバルカンのレプリカです。直径は約110mmと本物より小型になりますが、照射能力は全くありません。ランプとしては役に立たないのでドレスアップ限定でしか使えません。
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