ヘッドライト加工、テールランプ加工専門店
エルコボのブログアーカイブ2013年5月
過去ログ2013年5月
現在製作中のテールランプ。
LEDを大粒に光らせたいとのご要望で6角リフレクターは外せないご希望です。
しかしテールユニットはRがきつく奥行きも取れないので
リフレクター同士を組み合わせて作る立体敷き詰めで進めています。
この作業、ものすごく地味な作業でリフレクター同士を少しずつ前後位置をずらしながら
組み合わせていきます。
ユニットとの間に出来る不自然な隙間も、ダミーのリフレクターできっちり埋めます。
基板に並べて作る方法ならもの凄く楽ですが、これは時間がかかります。
でも光った時に斜め横から見ると階段状に光っていて、まるで純正の様な自然な感じに仕上がります。
シビックのテールランプ
今週も社外品、他店製作品の修理、仕様変更での依頼が続いています。
その中でも珍しい状態で修理不可能となった例です。
基板の裏のフタの部分が無くなっており、しかもこの部分をコーキング材でびっしり
充填していました。コーキングの厚さは40mm程度。
しかも基板はユニットにエポキシ系の接着剤で強固に固定されている様で
外すときに基板が割れるか、インナーのメッキが剥離する可能性が非常に高く、
修理不可能と判断してそのまま返送となりました。
某オークションの個人製作品に多いですが、修理不可能と言う状態はお客様にとって
絶望的な気持ちになられると思います。
無責任な製作者が多いみたいで困ったものですね。
この様な悲劇がなくなると良いのですが・・・
知る人ぞ知る当店の懲りないおやじこと、I氏。
キャンバーの付いたベタベタなキューブを乗り回すその姿は誰が見ても
とても5▲歳とは思えないでしょうね。(´゜艸゜)∴フ゛ッ
そのI氏がついにスマホデビューをして嬉しそうな顔で出勤してきました。
今頃かい!と言う突っ込みはおいといて・・・(・∀・)
手にしているのはi-phoneです。
やはり良いですね〜コレ!私のスマホはフリーズして電話に出れないなんて、
電話の基本機能にあり得ない不具合が頻発しているので乗り換えたくなりました。
自分でパソコンを組み立てる程のIT通のI氏がスマホの使い方が分からなくて
四苦八苦している姿を見ると、つくづく歳は取りたくないと思いました(笑)
この1週間は他店加工品の修理を兼ねた再加工が4件も入っております。
十人十色と言いますが、それぞれの製作者によって色々面白い工夫を見かけたり
参考になる事もありますが、その殆どの製品に言えることは防水が甘いと言うことです。
シール材やコーキングの処理もですが、とにかく多いのが配線の出し方に問題があります。
ライトの壁面から直接出ている物はその殆どの物で配線出口から浸水した痕跡があります。
今回の例では浸水が酷くて基板の裏が錆びている物がありました。
こうなると基板も使えなくなるので当たりまえですが、防水はきっちり行いたい物です。
今まで公にしていませんでしたが、当店では組み上げ完了後、ライトを水槽に沈めて、
ライト内部に空気を送り込んで加圧して気泡が出ないか確認します。
気泡が出れば対策を行い、再テスト・・・また対策・・・再テストという具合に気泡が完全に
出なくなるまで根気よく繰り返します。ここまでしているので当店の防水は完璧であると
偉そうな事も言えるんですね。
ただ、この方法、実は諸刃の剣なんです。そう簡単にできる物ではありません。
何故なら、もし大きな穴が空いている状態で水没させればその穴から浸水して
加工したてのライトの中が水浸しになってしまいます。
加工に送られてくるヘッドライトは殆どの物がバラストの蓋がなかったりソケットもなかったりなので
水槽に沈める前にこれらを完璧に栓をする必要があるんです。
ここに当店独自の色んな工夫やノウハウの蓄積があります。
冬季は水が冷たいのでまた違うトラブルの元にもなります。
真似して取り返しが付かないことになっても責任は持てないので興味のある方は
自己責任でどうぞ〜
先日紹介させて頂いた、オーディオ信号でLEDを流すユニットですが、
LED表示部はこの様に作りました。
お車は現在各地イベントで快進撃中のアル中会長号。
ありきたりなバーグラフでは面白くないと思ったので敢えてクラシカルな
昭和の香りのする
VUメーターをモチーフにしました。
針は動かないのでダミーですが、ピークホールドLEDはちゃんと実働する
凝った造りになりました。
加工ではサンダーを使う場面が多く、アクリルや基板の細かな粉塵が大量に出ます。
吸わない様にマスクは付けますが、空気中を粉塵が舞うので普通の作業部屋
とは別の部屋で作業しています。
サンダーには集塵機を直結して自作のカバーを付けて殆ど飛び散る事も無いのですが、集塵機がすぐに目詰まりするのが悩みの種でした。
しかし世の中には便利な物があり、先日見つけた手作りのサイクロンです。
これを集塵機とサンダーの間に入れる事で粉塵が集塵機に行かずに
サイクロンの下のペール缶に溜まる様になっています。
細かな粉塵がそんなに上手く選別出来るか半信半疑で購入しましたが、
見事に選別されていました。これは素晴らしい商品ですね。
これからは快適な作業環境で気持ちよく仕事出来そうです。
あるお客様からのご依頼で面白い物を作りました。
さて、これ何だと思いますか?一見、普通の流れるLED用のリレーに見えますが、
本体に付いているRCAジャックに気が付かれた方は鋭いです。
実はこれはオーディオのレベルインジケータを駆動する為のメインユニットです。
オーディオ信号を入力してやるとLEDに出力します。
1chにつき10分割になり、出力も1ch当たり1A程度は余裕で行けますので
オーディオ連動で大量のLEDを流せます。
チャンネルデバイダと組み合わせて周波数帯域で分割で使う事も出来ます。
chが増える程高額になりますが、普通のリレーでLEDを流すのとはかなり違った
イメージを演出出来ます。
このユニットはLEDに電気を送るだけの物なのでこれだけでは使えません。
本体にはトラブル時の原因切り分けに使える様にインジケータを装着していますが、
実際に表示する部分はこれから作っていきます。
久しぶりの大物のレーザー加工になり、非常に楽しみです。
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